LINE Engineering
こんにちは、新米ソフトウェア開発者のJamesです。今回は今年1月に開催された開発者向けワークショップ「2015 LINE Developer Workshop」についてレポートしたいと思います。 みなさんご存知のように、LINE株式会社はモバイルメッセンジャー市場最大手の1つであり、世界中のお客様により良いモバイル体験を提供するため、数百人の開発者が共に働いています。開発者間のつながりを強化するため、「Developer Workshop」という「開発者の、開発者による、開発者のための」イベントを年2回開催しています。 2015年1月21~23日に、日々の仕事を逃れてリラックスするためにLINE開発者がリゾート地に赴き、セミナーやHackathon、スポーツなどの楽しいイベントに参加しました。このワークショップの大きな利点は、他の開発者に実際に会って考えを共有できることです。 一日目:Developer Workshop ワークショップ一日目は主に2014年の振り返りと2015年の展望についてでした。ご存知かもしれませんが、LINEは昨年かなり多くのことを達成しました。基幹事業で
Messaging Platform Engineering
こんにちは.サービス開発2チームの中村です. 先日1/23に行われた日本最大級のHadoopユーザー会イベント,「Hadoop Conference Japan 2013 Winter at 東京ビッグサイト」にて,私,中村と同チームの大平が講演させていただきました. Storage infrastructure using HBase behind LINE messages from NAVER Japan 中村の方からは,まずLINEのサービスやストレージの要件と現在の1億ユーザーを支えるHBaseで扱う規模感を共有しました.後半では,HBaseのサービス投入から1年経過して,我々のために作ったもの・得られたノウハウについて少しだけ紹介しました. ポイントは,HBaseをリアルタイムサービスのストレージとして採用し,ノンストップ環境の中でどのように可用性の高いストレージの構築を目指しているか,という点です.このために,HBaseが備えるレプリケーションやリージョンの自動管理機能などは使用せず,自分たちのサービスに特化させた方法を利用しています. 後半の内容は,敢えてHBase
LINE Engineering Blog official account
度々の登場で恐縮です。 大平です。先日、ご縁がありまして掲題のイベントで発表をさせていただきました。http://www.10gen.com/events/mongo-tokyo-2012http://blog.10gen.com/post/16370064130/recap-mongodb-tokyo-2012この記事では、発表させていただいた資料の公開と、参加しての簡単な感想を書かせていただきます。 発表資料 発表させていただいた資料は以下になります。 Presentation at MongoDB Tokyo 2012 View more presentations from NAVER Japan 以前「MongoDB 勉強会 in Tokyo」で発表させていただいた内容の続編的な話で、技術的に深掘りするというよりも、MongoDBの使用事例・検証事例をいくつかのバリエーションでお話させていただきました。途中、若干MongoDBをDisる流れになってしまいましたがw、それぞれのプロダクトの良さや欠点がある中、今まで出来なかった事をカジュアルに実現するための一つの選択肢として
こんにちは。QAチームの尾尻です。 先日、日本科学技術連盟主催のソフトウェア品質シンポジウム2011(SQiP2011)に参加してきました。私が受講したのは、要求工学に関するチュートリアルでした。今回はチュートリアル内容を中心に要求工学に関して簡単にまとめたいと思います 要求工学入門:要求工学知識体系と要求獲得プロセス中谷 多哉子 氏(筑波大学大学院 ビジネス科学研究科 准教授)http://www.juse.or.jp/software/327/#t_005 時間の関係で半日チュートリアルしか参加できませんでしたが、実践的な内容でとても参考になりました。 今回はそのチュートリアルの内容を中心に、要求工学に関して以下3項目にまとめたいと思います。 要求工学の定義 ソフトウェア要求仕様書(SRS)と曖昧性の排除 要求工学をどのように活用するか 1. 要求工学の定義 チュートリアルの内容を書く前に、要求工学の定義に関して簡単に説明したいと思います。要求工学と聞くと、なんだか堅苦しい印象を持つ方も多いのではないでしょうか? ITProから要求工学の定義を引用すると、 システム構築における